Revolution CTが導入される前までは他社製のCTで心臓CT検査を行っていましたが、Revolution CT導入後は95%以上の割合でRevolution CTを使用して検査しています。以前は複数心拍で撮影していましたが、Revolution CTでは基本1心拍で撮影しています。これにより大幅な被ばく低減が可能となりました。また、従来のCTでは心拍数が70bpmを超えた場合、β遮断薬を使用していましたが、Revolution CTとSnapShot Freeze2.0の効果によりβ遮断薬をほとんど使用せずに心臓CT検査を実施する事が可能となりました。さらに静止位相を特定するまでの時間も大幅に短縮され、解析しやすい画像が提供されるため、今まで心臓CTに関わっていなかった技師も解析に関わるようになりました。
また下図のように、特に高心拍時における心臓CT検査の運用フローが、従来と比べ大きく改善し、スループットの向上や看護師さん・患者さんの負担軽減にも繋がっています。
HR70bpmを超える心臓CT検査の運用フローの変化
症例:意思疎通・息止め撮影不可における心臓CT
検査前は心拍数が120bpmを超えて、意思疎通困難・呼吸停止不可という患者の条件が非常に悪い中での撮影。最適心位相にて自動的に再構成された画像においてもブレが大きく、静止画像は全く期待できないと感じましたが、SnapShot Freeze2.0にて処理を行った画像はブレが大きく改善され大変きれいな画像であり、苦労することなく画像解析をすることが出来ました。