5-1. %コントラスト値による物理評価
① OSEM法
OSEM法おけるマトリックスサイズと収集時間の%コントラスト値の比較%をFig.3に示します。%コントラスト値は全てのマトリックスサイズにおいても収集時間5分以上で基準値55 %以上を満たし、マトリックスサイズが小さいほど高い値となりました。
Fig3. OSEM法におけるマトリックスサイズと収集時間の%コントラスト値の比較
② Q.Clear法
Q.Clear法におけるマトリックスサイズと収集時間の%コントラスト値の比較%をFig.4に示します。%コントラスト値は全てのマトリックスサイズにおいても収集時間5分以上で基準値55 %以上を満たしました。%コントラスト値は、マトリックスサイズが小さいほど高い値となる傾向となりました。また、OSEM法と比較し、Q.Clear法ではどの条件でも%コントラストが高い結果となりました。
Fig4. Q.Clear法におけるマトリックスサイズと収集時間の%コントラスト値の比較
5-2. 分解能の視覚評価
① OSEM法
OSEM画像をFig.5に示す。分解能の視覚評価においてマトリック数192以上では差を認めませんでした。
Fig5. 描出能の視覚評価 OSEM法
② Q.Clear法
β値150のQ.Clear画像をFig.6に示す。分解能の視覚評価では、マトリック数256以上では差を認めませんでした。
Fig.6 描出能の視覚評価 Q.Clear法(β150)