Dr. 松尾のらくらく血管エコー <下肢静脈エコー編>
GEヘルスケア超音波製品を用いて診療に役立つ情報を配信。
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質問1
下肢エコーにおけるコンベックス、リニアプローブの使い分けは?
1)コンベックス:浅部
リニア :深部
2)コンベックス:深部
リニア :浅部
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答え
2
大腿のような深部では周波数の低いコンベックスを
下腿のような体表に近い浅部では周波数の高いリニア
プローブを使用しましょう。
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質問2
左の写真のうち、どちらを浅部静脈血栓症と疑いますか?
1)①
2)②
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答え
2
肢全体が腫れていることに注目しましょう。
(①は廃用性の浮腫、膝に手術跡があるのがわかりますか?
大腿に腫れはなく下腿に浮腫があることがポイントです。)
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質問3
足が腫れた患者さんが来ました。図に示す番号のうち、
どの組み合わせで検査しますか?
1)①と②
2)①と③
3)②と④
4)③と④
5)①と③と④
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答え
①と③
救急的な診断が必要な場合は、大腿と膝窩の2ポイントをスキャンしましょう。
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質問4
膝窩静脈血栓は中枢、末梢のどちらにできるでしょうか?
1)中枢型
2)末梢型
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答え
1.中枢型
膝窩静脈血栓は中枢側にできやすいです。
膝は中枢側に含まれ、下腿は末梢になります。
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質問5
矢印は何でしょうか?
1)大腿骨
2)脛骨
3)腓骨
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答え
2.脛骨
下腿の欠陥の検索には骨が目印なります。
エコーの短軸像で見ると、写真のように左が脛骨、右が腓骨として見ることができます。
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質問6
大腿静脈において弁不全評価を考える場合、何秒以上の逆流があれば弁不全を疑いますか?
1)0.5秒超え
2)1.0秒超え
3)2.0秒超え
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答え
2.1.0秒超え
大伏在静脈を観察することはもちろん、深部の大腿静脈の逆流も観察しましょう。逆流時間が1.0秒を超えると逆流が疑われます。