DXA法測定部位 (腰椎・大腿骨・前腕骨)による相違とその影響
骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015版によると、骨評価としてdual-energy X-ray absorptiometry(DXA)を用いて、腰椎と大腿骨近位部の躯幹測定が望ましいとされているが、国内でこの2部位が測定可能な施設は少なく、前腕DXAが汎用されている(表1、日本臨床整形外科学会2016会員調査結果)。そこで、躯幹と前腕DXA測定値の差異を検討し、治療方針に及ぼす影響を検討した。そこから浮かび上がる問題と今後の改題について考察した。